KEIKO ANZAI

刻字とは

刻字は、書の線を木などの素材に刻み、文字を立体として表現する芸術です。

紙に筆で書く書とは異なり、刻まれた文字には深さと陰影が生まれます。素材の木目、刀の跡、箔や色彩も表現の一部となり、書と工芸、彫刻が重なり合う独自の世界をつくります。

01

書く

表したい言葉と向き合い、文字の姿や余白、作品全体の構成を考えます。現代の刻字では、自ら書いた文字を自ら刻る「自書自刻」が基本とされています。

02

刻む

書を素材へ移し、刀や鑿を使って文字を刻みます。線の深さ、角度、彫り跡によって、筆とは異なる力やリズムが生まれます。

03

彩る

彫り上げた文字や地に、墨、顔料、金箔などを施します。光と色、素材の表情が加わることで、文字は空間の中に立ち上がります。